世界一美しい酸とミネラルが織りなす唯一無二のワイン

北緯50度の冷涼な気候が育む比類なき酸とミネラル、奥ゆかしくも芯の強さを内に秘めるドイツワイン。
世界レベルのワインを造り庶民のワイン文化ホイリゲを受け継ぐ、精緻さから零れる緩さが愛おしいオーストリアワイン。

ワインパラディースでは店主自ら気鋭の生産者を探し訪ね、試飲を重ね惚れ込んだワインのみをご紹介しています。





ドイツとオーストリアの気候と土壌

ドイツは北緯48~50度、オーストリアは47~48度に位置し、いずれも寒暖の差が激しい気候ですが、オーストリアの主要産地はパノニア気候の影響で夏は暑く乾燥しています。土壌はどちらも多彩、ドイツはモーゼルやラインガウの粘板岩や三畳紀の地層、オーストリアはヴァッハウの原成岩、ドナウ流域のレス(黄土)などが良く知られています。

両国とも大量生産に明け暮れた1980年代、オーストリアは85年のワインスキャンダルを契機に、ドイツも90年代に入って伝統品種への回帰の気運が高まり、いずれも品質重視へと舵を切りました。
世界へ散らばったオーストリア、畑のポテンシャルを確信したドイツ、今や若い世代が惚れ惚れするようなワインを造り時代を牽引しています。

ドイツとオーストリアのぶどう品種

ドイツは何といってもリースリングですが、ミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナー抜きにドイツワインは語れません。
グラウブルグンダーとヴァイスブルグンダーも欠かせない存在です。
オーストリアはグリューナー・ヴェルトリーナーを筆頭にヴェルシュリースリングなど地場品種の宝庫です。
特筆すべきは混植混醸のゲミシュター・サッツ、品種の垣根を超えたワインです。

赤ワイン品種では、ドイツのシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)が近年ブルゴーニュに引けを取らないレベルの高さが広く知られるようになり、世界中から注目されています。
オーストリアはブラウフレンキッシュとツヴァイゲルトが双璧。テロワールに忠実な世界レベルのワインが才能溢れる生産者によって造られています。

Weinparadies のドイツワイン産地

ヴュルテンベルク
バーデンと並ぶドイツ最南の産地。
トロリンガー、レンベルガー(=ブラウフレンキッシュ)、シュヴァルツリースリング(=ピノ・ムニエ)など赤ワイン品種の宝庫。
赤ワイン好きも多く、この地域のワイン消費量はドイツでも抜きん出ています。

ワインパラディースでは近年目覚ましくレベルアップした上記3品種にフォーカスしてドイツの赤ワインの魅力をお伝えしています。

フランケン
ドイツ国内に13ある産地の中で唯一バイエルン州に属し、80年代以前から辛口にこだわってきた地域。風格漂うシルヴァーナーやミュラー・トゥルガウはドイツワインでも傑出した存在。
「ボックスボイテル」と呼ばれる丸い扁平ボトルは地域の代名詞。

ワインパラディースはムシェルカルク(貝殻石灰岩)とコイパー(赤色泥灰土)からキレと旨みのあるワインにこだわります。

バーデン
ドイツの最南端に位置し、栽培面積は国内3番目、ライン川沿いに南北約400kmに渡り細長く続くエリアのため気候や土壌も様々でワインのキャラクターも多彩。
ワインパラディースでは、ライン川を挟みフランスのアルザスと国境を接したカイザーシュトゥール地区の風化火山岩土壌からブルゴーニュファンも唸るエレガントなシュペートブルグンダー(=ピノ・ノワール)をお届けしています。

ファルツ
ドイツで最も温暖な地域で、リースリングの栽培面積は世界最大、赤ワインも国内最大の生産地。

栽培面積は国内2番目で土壌は多岐にわたりますが、ワインパラディースでは彩色砂岩や石灰を多く含んだ泥灰土からキリッとミネラルに富んだリースリングやドイツらしいシュペートブルグンダーを中心にご紹介しています。

Weinparadies のオーストリアワイン産地

ヴァーグラム
ウィーンの北西、ドナウ流域に広がる地域。
北側の台地にブドウ畑の原風景が広がり、自然農法の造り手が多いことでも知られています。
土壌の大半がレス(黄土)で香り高いグリューナー・ヴェルトリーナーが生まれます。
次いで地域特産のローター・ヴェルトリーナー、ゲミシュター・サッツの畑も僅かに残っています。

カルヌントゥム
ウィーンのすぐ東、スロバキア国境に接した小さな地域。
ローマ帝国のかつての重要拠点で当時の遺跡が今も残っています。近年若い世代が赤ワインの生産に力を入れるようになり、品質がめきめきと向上しました。
国内屈指のツヴァイゲルト、地域の切り札シュピッツァーベルクのブラウフレンキッシュなど魅力的な赤ワインが揃っています。

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