日本の暑い夏にリッターワインを
蒸し暑い日本の夏は冷蔵庫でキンキンに冷やしたリッターサイズのドイツワインがぴったり!
ペアリングしやすく、飲みたい時が飲み頃なお手頃ワインです。
少し大きめ、1Lボトルのワインが美味しい理由をご紹介します。
ワインパラディースのリッターワイン
ワインは一般的に750mlのボトルに入っていますが、ドイツでは1Lサイズのボトルをリリースしている生産者も少なくありません。
家庭消費用として一般的なリッターワインですが、小規模生産者では自家消費用、顧客用、そして地元飲食店用と行先は全て決まっていて瓶詰めする量は毎年ほぼ同じです。
収量の少ない年は泣く泣く顧客の需要に応えることも。
引く手あまたの生産者に安価なリッターワインは正直メリットがありませんが、時に安かろう悪かろうを許さない己のプライドが滲み出たクオリティーがそこに存在します。
ワインパラディースでは毎年決まった供給数から可能な限り確保をお願いしていますが、初めての試飲で感動のあまり在庫を崩して分けてもらい少々生産者を困らすことも。
そんなリッターワインにはワイン飲みをしっかり惹きつける下記4つの優れた点があります。
①飲みやすさ
②食事との相性の良さ
③利便性
④手頃な価格
1. 飲みやすさ
飲みやすさとは、飲んで「心地よい」と感じる快感と、「もっと飲みたい」という一種の「物足りなさ」のバランスが取れていることを意味します。
ドイツの冷涼な気候で育まれる白ワインはしっかりとした酸味が特徴で、この両方を満たしています。
酸味があることで、自然と他の味わいを求めるため、飲み進めるうちに「もっと飲みたい」と感じさせる効果があります。
2. 食事との相性の良さ
「料理とワインが合う」とは、特定の料理に対して「これしかない」マリーアジュと言われる組み合わせと、幅広い料理に「外さない」組み合わせがあります。
気軽に楽しむワインであれば、多様な料理と「外さない」組み合わせが求められると思います。
スパークリングワインは多様な料理と合わせやすいとされていますが、ドイツワインの特徴である「しっかりとした酸味」も、スパークリングワインの炭酸と同様の効果を持ちます。
ワインの酸味が口の中をさっぱりさせ、家庭でよく食される唐揚げや焼き鳥などともうまく調和します。
絞ったレモンの代わりにワインを使っても良いでしょう。
また、酸味の中に適度な甘みが加わることで、辛味を和らげるため、トマト煮込みなどのスパイシーな料理にも「外さない」組み合わせとなります。
3. 利便性
ワインパラディースのリッターワインは、以下の点で非常に使い勝手が良いです。
スクリューキャップを使用しているので、開けやすくせ、栓をしなおすのが簡単。
冷蔵庫のドアポケットに保管しても漏れる心配がなく、野外にも持ち運びやすいです。
温度管理がそれほど厳密でなくても大丈夫で、冷蔵庫から出してすぐに飲めるのも便利です。
1000mlという絶妙な量で、通常の750mlボトルよりも少し多めで「ちょうど良い」と感じます。
容量は大きいものの、ボトルのサイズは比較的小さく、扱いやすいです。
写真は、左750ml 右1000ml のボトルです。
ボトルの太さも高さもやや大きいくらいです。
容量が大きいからといって取り扱いに大きな差は感じませんでした。
ワインセラーにもギリギリ入りました。
4. 手頃な価格
1リットル=1000mlの価格を考えると、通常ボトル(750ml)の1.3倍入っているので割安感があります。
「日本の暑い夏にはリッターのドイツワイン」「日本の暑い夏にワインを飲むならドイツワイン」というのは、個人的にはもっと流行っても良いのではと感じます。
ドイツワインというポイントだけで考えても魅力満載ですが、“リッターボトル”という容器は、ドイツワインをより身近な存在にしてくれるのではないでしょうか。
おすすめのリッターワイン